Saiがようやく「死の床」から復活したようだ。
ミュシャのスラヴ叙事詩のエントリーでね。復活記念にトラバを贈りましょう。ミュシャにちなみ、
モエ・エ・シャンドン・ブリュット・アンペリアル(インペリアル)でね。
1899年に、ミュシャはモエ・エ・シャンドン・アンペリアル(インペリアル)のポスターを手がけている。ミュシャは、1860-1939年に生きていたので、その時代のモエ・エ・シャンドン・アンペリアルというと、1914年のものがオークションにあった。
カレル・マセクの「 リプシェ 」(オルセー美術館所蔵)に想を得ているといわれている、モエ・エ・シャンドン・アンペリアル(インペリアル)のポスターの女性。
「飲んだあとも女性が美しくいられるのは、シャンパーニュだけ」というポンパドール婦人やジョセフィーヌ皇后に愛飲されてきた。ミュシャの美神が飾るにふさわしい商業ポスターであるのかも。
美神には、ミュシャの愛人ベルト・ド・ラランドも、モデルの一人。
ミュシャの本物をみると、「なるほど〜」と思うが、あまりどうってことない。それより
装飾のデザインや、油絵のほうがいい。
スラヴ叙事詩は特にいい。ミュシャが「描かなければ」という気持ちが見えるからである。
17年だか18年の歳月をかけ、挙句には古いといわれ、ナチスによって祖国は解体され、お蔵となった作品だ。だから、なお良いのだ。
ミュシャのモエ・エ・シャンドン関連の作品は、結構オークションに出品されている。ちなみに、モエ・エ・シャンドンのメニューは、¥170,000 で落札。
モエ・エ・シャンドン・ホワイト・スター
2006年はホワイトスター(White Star)の発売120周年だった。
このときの様子は、記事「
ファンタスティック モエ・エ・シャンドン」 by XAIから見て。
自由の女神なんかをイメージしたフェスティバル。
もちろんニューヨークの「自由の女神像」の閉鎖されている頭頂部の展望台で、「モエ・エ・シャンドン」主催のイベントによってライトアップされた。
それがあったためか、2009年の7月4日の米独立記念日に、ライトアップが再開された。
さて、この2010年でモエ・エ・シャンドンは266年目の創業となる。ホワイト・スターは創業からほぼ1世紀半近く経てからの商品だということだよな。
ミュシャ(ムハ)の「モエ・エ・シャンドン ホワイトスター」は1899年の作品。
2010年にミュシャ(ムハ)は生誕150年。
ホワイトスターはほぼ、100年前の作品だから、ミュシャが中高年に差し掛かった時代だ。
アンペリアルと比較すると軽くて甘い印象を受けるポスター。
アンペリアルは巫女か女神のような描き方だが、こちらはもう少し人間の女性に近い感じがするけど、収穫の女神ケレスなんかをイメージしているかも。
頭をみると「ムーズ河のビール -Bieres De La Meuse」の、ムーズの精が花輪を飾っているのと同じヘアスタイル。つけている花は違うけど。
どちらかというと葡萄の枝と房を身にまとった葡萄酒の神バッカスのアトリビュートを意識していそうだな。
ミュシャ(ムハ)の商業ポスターはこちらから
記事
ビスキー・コニャック by ミュシャ記事
リキュール ベネディクティン Benedictine
記事
ビールの修道士 VS ビールの女神 by ミュシャ 記事
モエ・エ・シャンドン・ブリュット・アンペリアル vs ホワイトスター
現代のモエ・エ・シャンドンの広告を手がけるのはあのファッション界の巨匠カール・ラガーフェルドだ。
モエ・エ・シャンドンは、どんどん一般の消費者の生活にも入り込む。買うか買わないかは別だけど、一般消費者にもわかるブランドとしてだろう。
映画、ファッション誌での宣伝。
2010年記事 シャンパンとファッション ドンペリとカール・ラガーフェルド
追記
2010年はモエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)×セックス・アンド・ザ・シティ2(Sex and the City 2)でのコラボレーション・キャンペーンがはじまった。
オフィシャル・パートナーを務めるモエ・エ・シャンドン。4種のコラボ・グラスチャームはモエのロゴ入りボトル型プレートと、シューズ、ドレス、バッグ、ハート。