僕と
Saiは子供の頃から一緒である。幼稚園から大学までも一緒で、勤務先が別々だった。40を超えた数年前から、またゆっくり会う機会が増えだした。
ちょうど去年の今頃だ。Saiが、「クライアントの奥方のSNSに誘われた。aLeiも一緒にやろうよ。」と心細げにSaiがお願いにきた。普段、エクセルだ、ワードだとPCは、仕事に欠かせない代物であるから、結構簡単にできると思っていたが、面倒なことが多いらしく、僕を借り出したわけだ。
そうして、Saiのクライアントの奥方という方とお会いした。
fu-(楓、ふ〜。KAFKA)である。
華奢で、小学校3年生のような少女っぽい子。これがまた、僕らの後輩が勤務する学校の非常勤講師であって、世間は狭いなぁと思った。その後輩が、のちに参加するようになるのだが、「fu-さんは、子供体型だから、間違って注意しゃうことがあったんですよ。サボりの学生と間違えちゃったり。僕だけじゃぁないですよ。」というくらいの「ことな人間」である。
そうして、僕らの畏まった関係が、じょじょに「竹馬の友」となり、この時期を過ごすことができたのである。白神山地で。