一定期間更新がないため広告を表示しています
(C)Chanel Spring Summer 2011 Collection
「ここはヴェルサイユ、そして死んだフランス」と、今回のコレクションへのコメント。
ファッション界のルイ14世のようなカール・ラガーフェルド。そしてファッション界のヴェルサイユ宮殿=シャネルって感じ。
記事 太陽王ルイ14世展
記事 シャネル 宮廷の威光と王家の儀式
(C)Chanel Spring Summer 2011 Collection
この作品のオマージュはシャネルが衣装を担当したといわれる映画「去年マリエンバートで L'Année dernière à Marienbad」だという。
記事 シャネルのファッションショー 2011年春夏コレクション
シャネルの今回のショーで、「ここはヴェルサイユ、そして死んだフランス」というのはフランス庭園のことらしい。
「去年マリエンバートで」は、シュライスハイム城、ニンフェンブルク城、アマーリエンブルク城でロケ。幾何学の庭園を模しているようなので、ニンフェンブルク城をイメージしたのだろうか?噴水はどの城にもあった。
なんかね、わかりにくいストーリーなんだ。伝えるのが・・・。観たらわかる。
夫と妻、そして「去年マリエンバートで出会った男」の物語。ココ・シャネルが衣装を担当したデルフィーヌ・セイリグ が演じる妻。記憶にないその男。
でも夫は知っているという。
芥川龍之介の「藪の中」がモチーフらしいが、羅生門のまえで男に犯される妻、それを見ている夫という設定がある。
会場となるグラン・パレに、カール・ラガーフェルドが想定したのは、この映画の中の「庭」。そしてイネスのランウェイの復活。
記事 フランス自由の女神「マリアンヌ」 シャネルのミューズ イネスの復活
そしていまのカールのお気に入りのミューズ サーシャ・ピヴォヴァロヴァ も。
記事 サーシャ・ピヴォヴァロヴァ Sasha Pivovarova
カール・ラガーフェルドのショート・フィルムの記事はこちら。
記事 カール・ラガーフェルドのショートムービー シャネルの夢
2009年6月27日 galinsky
巨匠、ル・コルビュジエが設計した国立西洋美術館が世界遺産登録見送りとなった。
フランス政府によって6か国22のル・コルビュジエ作品が世界遺産として推薦されることになったのが昨年のこと。「ル・コルビュジエの建築と都市計画」の一部が国立西洋美術館(The National Museum of Western Art, Tokyo )。
「ル・コルビュジエの建築と都市計画」
L’œuvre architecturale et urbaine de Le Corbusier
アトリエ
ギエット邸(Maison Guiette:ベルギー) /クック邸(Maison Cook :フランス)
個人邸宅
クルチェット邸(Villa du Docteur Curutchet :アルゼンチン)
ジャンヌレ邸(Villa Jeanneret:スイス)
シュウォヴ邸(Villa Schwob:スイス) /レマン湖畔の小さな家(Villa Le Lac :スイス)
ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸(Villas La roche et Jeanneret:フランス)
サヴォア邸(Villa Savoye: フランス) /ジャウル邸(Maisons jaoul:フランス)
規格住宅
ヴァイセンホフ・ジードルングのふたつの住宅(Villas Weissenhof-Siedlung:
救世軍人民院(Cit・de Refuge:フランス) /カップ・マルタンの小屋(Cabanon Le Corbusier:フランス)
集合住宅
クラルテ集合住宅(Immeuble Clarté:スイス)
救世軍難民院(Cité du Refuge :フランス) /スイス学生会館(Pavillon Suisse:フランス)
ナンジュセール・エ・コリ通りのアパート(Immeuble Nungesser et Coli :フランス)
マルセイユのユニテ・ダビタシオン(Unité d'Habitation marseille:フランス)
Unité d'habitation Le Corbusier,
dite Cité Radieuse, Marseille, 8e arrondissement
(C)www.culture.gouv.fr
Unité d'habitation Le Corbusier,
dite Cité Radieuse,Marseille, 8e arrondissement
(C)www.culture.gouv.fr
宗教建築
ロンシャンの礼拝堂(フランス)
ラ・トゥーレットの修道院 (Sainte Marie de La Tourette :フランス)
大型建築
国立西洋美術館本館(日本) /デュヴァルの織物工場(Usine Duval:フランス)
都市計画
フェルミニの建築物群(フランス)
文化会館(Maison de la culture de Firminy-Vert)、ユニテ・ダビタシオン(Unité d'habitation de Firminy-Vert)、競技場(Stade de Firminy-Vert)、サン-ピエール教会(Église Saint-Pierre de Firminy)、プール(Piscine de Firminy-Vert)
Église Saint-Pierre de Firminy
この推薦されなかったのがインドのチャンディーガル(パリ市内で行われた署名式をインドが欠席し、参加しないことにした為、インドを除く6か国の22件が共同推薦された。by wiki)
参考サイト http://www.fondationlecorbusier.fr/realisation_us.htm
(C)www.designboom.com ここから多数の画像が見れる
ヴェネチアのパラッツォ・グラッシ、1世紀を費やした、サンタ・マリア・デル・ロザリオ教会とも呼ばれるジェズアーティ教会、ヴィヴァルディの記念碑があるピエタ教会など18世紀の建築家ジョルジョ・マッサーリによるものだ。
そのパラッツォ・グラッシ美術館の再計画のあと、日本の安藤忠雄氏が歴史的建造物である海の税関だった「Dogana di Mare」を「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」として設計し、あのプランタン百貨店の創設者フランソワ・ピノー(Francois Pinault)氏の財団で運営される。プンタ・デラ・ドガーナ美術館として同氏のコレクションを所蔵している。
プンタ・デラ・ドガーナ再生計画(Dottor Group SpA )として「役目を終えた」時代のリセット。ピノー氏は退廃をいつも上手く再生させる。グッチ家の抗争もそうだ。
写真はチャールズ・レイ(Charles Ray)の「Boy with Frog」で、ピノー氏は現代美術のコレクター。
コンテンポラリー・アートの所蔵はレイチェル・ホワイトリード(Rachel Whiteread )、マウリツィオ・カテラン(Maurizio Cattelan)、リュック・タイマンス(Luc Tuymans)など。
グッチやサンローランを傘下にしたPPRの元会長とだけあって、今月の11日には、プンタ・デラ・ドガーナの中庭でステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、マルゲリータ・ミッソーニ(Margherita Missoni)、「ディーゼル(DIESEL)」創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)、富豪のロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏らとオープニングパーティを催した。
パラッツォ・グラッシとプンタ・デラ・ドガーナとは姉妹美術館として公式サイトはいっしょ。
http://www.palazzograssi.it