ギリシャの数学者のフィロンの書いた「世界の七つの景観」とは、当時その名を轟かせていた、有名な7つ建築物の編纂だ。だが七不思議なんてピンとこない。もともと古代ギリシア人が伝えた原題は「七つの驚嘆すべき建造物」である。
この
バビロンの空中庭園は、宮殿の中の階段状になっているテラスにつくられた庭だ。空中に吊り下げられているような錯覚をおこすような架空庭園。バビロンの遺跡の北の城の一角に設けられたという。
センナケリブの代の古代都市ニネヴェにあったという庭園が、七不思議の空中庭園ではないかという話がある。