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ロジェ・ブゾンブの作品はクリスティーズやサザビーズの出品に結構あって、「死の床のドニ(モーリス・ドニの死)」(Christie's)という作品は、彼が永眠する肖像に、生前の作品が画中画として描いている。
もちろん、受胎告知。
過去記事 モーリス・ドニ 3枚の受胎告知 (フィエーゾレの 受胎告知) 1枚追加
過去記事2 モーリス・ドニ フィエーゾレの受胎告知 第2弾
ロジェ・ブゾンブは、40歳くらいモーリス・ドニより下だが、彼との交流があった一人。
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ロジェ・ブゾンブ 静物画
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ロジェ・ブゾンブ ヴィンテージ ポスター BALLY ヴァージョン2
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sai がようやくロジェ・ブゾンブの作品リンクの記事をアップしてくれた。もっとはやく書け!16〜20作品くらいになりそう?TBがいくつかあったから。
ロジェ・ブゾンブ 作品リンク記事 XAI 「ロジェ・ブゾンブ ハーレム」から
聖オディール教会(聖オリディア教会)は、アルザスにある。以前の過去記事「モーリス・ドニ 3枚の受胎告知」(L'Annonciation à Fiesole)で付録で紹介したドニの教会の壁画。この記事に移動しました。
(C)Ministère de la culture et de la communication
Sainte-Odile Patronne ed l'Alsace Priez Povr Novs と記されている。
この作品に描かれているのはサント・オディール山にある守護聖人オディール像だ。現在もこのオディール像を見ることができる。
サント・オディール山(Mont Sainte Odile)の修道院はオーネンブール城というアルザス公が所有していたものらしい。7世紀の時代のことで、アルザス公の子女オディールは、盲目で誕生し、始末される運命だったが、修道院に隠される。
このオディールが少女の頃に突然、目が見えるようになる。このオディールの家族と暮らしたい願いを叶えたために、兄だったか弟は、父アルザス公に殺される。たぶん、オディール誕生のときに跡継ぎが欲しかったとあるから、弟?
このアルザス公は息子殺しの懺悔のために、オディールはオーネンブール城で暮らすことを許す。成長すると、政略結婚を迫られ逃げ出すが、アルザス公に捕まると思われた寸前に、岩が洞窟に変わり、彼女を守護した。
この奇跡的な場面を見たアルザス公はホッヘンブルクの城を修道院としてオディールに与えた。こうしてオディールは数々の奇跡を起こす。「奇跡の泉」もそのひとつ。「涙の礼拝堂」、「天使の礼拝堂」があり、彼女の石の棺があるところが「オディールの礼拝堂」となる。
最初の1枚目(連作の4作目)が、聖オディール山の修道院前に立つ聖オディール像が描かれている。「アルザスの聖オディールの守護聖人」というタイトル。
(C)Ministère de la culture et de la communication
モーリス・ドニ(Maurice Denis)とロバート・ギャル(Robert Gall)、クロード・ヴィヨーム(Claude Voillaume)の3人の共同制作された4枚の連作(église de Lapoutroie, Haut-Rhin : Quatre scènes de la vie de Sainte Odile)。この上記の画像作品は、オーネンブール城を得たオディールが描かれている。
ラプトロワの聖オディール教会(Église catholique Sainte-Odile,Lapoutroie)は、はじめは9世紀頃に建てられたらしい。1912年に建てられた教会が4番目。ドニは1938年に制作している。
さて、写真画像を含めて、3作品は紹介できたが、3作目が抜けている。2007年4月にアルザスのコルマールにあるウンターリンデン美術館( Musee D'Unterlinden)で、このドニのフレスコ画4作品の講義(L'unique oeuvre alsacienne de Maurice Denis)があったって。そこに小さく写っていた。
さて、1年以上放置していた僕の別ブログに、この少年たちに似た子供たちが描かれている作品を掲載。モーリス・ドニのオルセー美術館所蔵の〜モーリス・ドニ 礼拝堂装飾画6作品 「ミサ聖祭の栄光」〜だ。
宗教画関連は、saiも記事をアップした。「キリストの降誕」で、なかなかいいんじゃないの?
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XAI 各作品に記事リンク 「モーリス・ドニ 塔の花嫁 ペレアスとメリザンドから」
モーリス・ドニ キリストの教義 モーリス・ドニ美術館
Catholic Mystery 1889 画像は僕の署名入り
モーリス・ドニは少なくとも5枚は「キリストの教義」を描いている。そのうち美術館所蔵は、モーリス・ドニ美術館とクローラー・ミュラー美術館だけれど、モーリス・ドニ美術館所蔵の作品のほうが、僕の好みである。
次の3枚は個人所蔵のモーリス・ドニの「キリストの教義」だといわれている。
Maurice Denis Catholic Mystery 1890
Maurice Denis Catholic Mystery 1890 Christie's
Maurice Denis Catholic Mystery 1890
こちらの2枚も個人所蔵のドニの作品といわれている。ドニの模写作品、模倣作品の可能性ってないの?
Catholic Mystery 1891 なんか他人の作品っぽい
Catholic Mystery 189?
クローラー・ミュラー美術館所蔵の作品は、個人所蔵の作品と同じ構図。
Maurice Denis Roman catholic mystery 1891
モーリス・ドニ キリストの教義 クローラー・ミュラー美術館
作品の細かな違いが「間違い探し」のようだが、僕にはドニの作品に他人が混在している「間違い探し」のほうに関心が向いた。
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僕の過去記事 モーリス・ドニ 3枚の受胎告知
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sai の今年の記事 モーリス・ドニ セザンヌ訪問
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