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カナの婚礼 1562-63 パオロ・カリアーリ(ヴェロネーゼ) ルーヴル美術館
カナの婚礼(パオロ・ヴェロネーゼの模写) 1867 北アイルランド国立美術館
アンリ・ファンタン=ラトゥール
この模写をしている時に、ホイッスラーとであったアンリ・ファンタン=ラトゥールだったって。
名声 (アンドレ·シェニエの詩集の口絵) アンリ・ファンタン=ラトゥール
アンリ・ファンタン=ラトゥールの版画には、歌劇、そして音楽家や画家、詩人や作家を作品にしているものが多い。
僕記事 ワーグナーとベルリオーズ アンリ・ファンタン=ラトゥール
saiの記事 アンリ・ファンタン=ラトゥール リトグラフィ(石版画)
アンリ・ファンタン=ラトゥールの集団肖像画や花の絵から想像できないほどに、思い入れの激しい熱狂的な作品が多い。
名声(アンドレ·シェニエのオマージュ)のデッサン アンリ・ファンタン=ラトゥール
その作品にフランス革命で処刑された詩人がいる。アンドレ·シェニエの賛辞の版画。以前に読んだ「フランス革命下一市民の日記」の記事に彼の名があるはずと過去記事を読んでみたら・・・。なんとアンドレ·シェニエの処刑された7月25日は処刑リスト者を省略している僕だった。
過去記事 フランス革命下一市民の日記 ジャコバン派独裁 恐怖政治編 (1794年1月〜7月)
アンドレ·シェニエの母親のサロンには、あの処刑を逃れた画家ダヴィッド(ジャコバン党員)も訪れていた。
フランス革命暦II年テルミドール9日(1794年7月29日)の二日前の恐怖政治最後の犠牲者
1850年頃 シャルル・ルイ・ルシアン ミュラー(Charles Louis Lucien Muller)
シャルル・ルイ・ルシアン ミュラーの描いたロベスピエールらの恐怖政治を終わらせたテルミドールのクーデターの二日前に処刑された犠牲者たちの姿。ここにアンドレ·シェニエが描かれている。椅子に座る中央の人物だ。シェニエの愛人ボヌーユ夫人が残される。
この作品と同じ構図のものがコンシェルジュリーの「ジロンド党員の礼拝堂」にある。ジロンド党員だったわけ?
詩人アンドレ·シェニエが処刑されたのは二日前の7月25日(テルミドール7日)で、最後は7月26日(テルミドール8日)の処刑者たちだっだ。
アンドレ·シェニエの詞花集から ファンン=ラトゥールのリトグラフ
アンドレ·シェニエ 乙女 マラード by ファンタン=ラトゥール
アンドレ·シェニエ 乙女 マラード by ファンタン=ラトゥール
アンドレ·シェニエ 乙女 タランティーヌ by ファンタン=ラトゥール
アンドレ·シェニエ リデ(古代詩集) by ファンタン=ラトゥール
アンドレ·シェニエ 盲人(ホメーロス) by ファンタン=ラトゥール
記事最初に紹介したリトグラフ。「名誉」のほか、美術館所蔵のものでは、「盲人」(ホメーロス)をタイトルにしている。
シェニエはヴィーナスの詩も残しているが、ファンタン=ラトゥールの「ウェヌス・アナデュオメネ(海から出るヴィーナス)」もそうなんだろうか。
バルザックの「娼婦の栄光と悲惨―悪党ヴォートラン最後の変身」で、美貌の詩人リュシアンがシェニエの詩を朗読している。
リュシアンはシェニエと同じく牢獄に囚われ死んでいく。
アンドレ·シェニエ 詩集より 乙女 タランティーヌ 1871-72
アレクサンドル・シェーネヴェルク オルセー美術館
さて「タランティーヌ」といえば、オルセー美術館にあるアレクサンドル・シェーネヴェルク(Pierre Alexandre Schoenewerk)の彫刻。この作品もシェニエの「乙女タランティーヌ」からだ。
ご存知のようにウンベルト・ジョルダーノ(Umberto Giordano)による全4幕の歌劇アンドレア・シェニエ(Andrea Chénier )では、アンドレ·シェニエの恋人マッダレーナが、処刑されるイディア・レグリエーのかわりに断頭台に上る。
オーストリアの湖上で開催される「ブレゲンツ・フェスティバル」(Festival de Bregenz)では、昨年上演された。
舞台装置はなぜかダヴィッドの作品を思い出す、フランス革命時に殺害された反ジロンド派のコルドリエ・クラブ、山岳派マラーだった。
アンリ・ファンタン=ラトゥール各作品記事リンクはこちらから
XAI アンリ・ファンタン=ラトゥール ベルリオーズ礼賛
このティツィアーノの「キリストの埋葬」は、マントヴァのドゥカーレ宮殿にあったもの。イザベッラ・デステか息子フェデリーコ・ゴンザーガ2世のために描かれたらしい。
ファンタン=ラトゥールの模写 ティツィアーノ キリストの埋葬
ファンタン=ラトゥールの模写した作品はルーヴル美術館に所蔵されているものだと思う。フェルメールを模写したとなれば「レースを編む女」と「天文学者」だろうな。
ここにはピアニストで音楽評論家のアドルフ・ジュリアン(Adolphe Jullien)著「リヒャルト・ワーグナー、その生涯とその作品」(Richard Wagner, sa Vie et ses Oeuvres)の挿絵の一部もある。
このリトグラフはアドルフ・ジュリアンの友人でワグネリアンの一人でもある画家アンリ・ファンタン=ラトゥールの作品。1886-88年に印刷されたもの。
そうしてアドルフ・ジュリアンによる「エクトル・ベルリオーズの生涯とその作品」(Hector Berlioz. Sa vie et ses oeuvres)も同様にアンリ・ファンタン=ラトゥールが挿絵をした。
アンリ・ファンタン=ラトゥール(Henri Fantin-Latour)はこの主題で何枚もリトグラフや油彩を作品に残している。
不滅
ワーグナー 歌劇 幽霊船から さまよえるオランダ人
ワーグナー 歌劇 タンホイザー
ワーグナー 歌劇 ローエングリン 初演はフランツ・リストの指揮
ワーグナー 歌劇 リエンツィ リエンツィの祈り 1886
目覚め 1886
ワーグナー 歌劇 ローエングリン エルダを呼び出すヴォータン 1886
ワーグナー 歌劇 パルジファル クンドリの喚起
ワーグナー 歌劇 ワルキューレー
ワーグナー 歌劇 ジークフリート ジークフリートとラインの乙女たち
ワーグナー 楽劇 ラインの黄金
アドルフ・ジュリアンによる「エクトル・ベルリオーズの生涯とその作品」(Hector Berlioz. Sa vie et ses oeuvres)は、ボストン美術館のサイトでも公開しているはず。
真理
リストの友人でもあるベルリオーズ Berlioz
ベルリオーズ 歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」
ベルリオーズ 劇的物語 ファウストの劫罰
ベルリオーズ 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17
ベルリオーズ 宗教的三部作「キリストの幼時」 Op.25
ベルリオーズ 歌劇「ベアトリスとベネディクト」(シェイクスピアの「から騒ぎ」から)
ベルリオーズ 歌劇「トロイアの人々」(トロイ人)
ベルリオーズ 幻想交響曲―ある芸術家の生活のエピソード Op.14
ベルリオーズ 死者のための大ミサ曲(レクイエム)Op.5
奇しきラッパの響き
ベルリオーズ 抒情的劇「レリオ、あるいは生への復帰」 Op.14bis
ベルリオーズ 交響曲「イタリアのハロルド」 Op.16
ベルリオーズ 管弦楽伴奏歌曲 水浴びするサラ Op.11
ベルリオーズ 歌劇「トロイアの人々」(トロイ人) 愛のデュオ
ベルリオーズ 葬送と勝利の大交響曲 Op.15
第3楽章「アポテオーズ」 1888年頃
1875年、アンリ・ファンタン=ラトゥールは「記念日のスケッチ」と題したリトグラフと翌年に油彩を完成している。
記念日のスケッチ 1875
記念日(ベルリオーズへの賛辞) 1876 グルノーブル美術館
アンリ・ファンタン=ラトゥール
ベルリオーズの描いた女性たちが、彼の墓碑で記念日を祝っている。後ろ向きの男はアンリ・ファンタン=ラトゥール自身。
くわしくはこちらの記事から。
XAI アンリ・ファンタン=ラトゥール ベルリオーズ礼賛
パドルのヴィーナス(パドルのウェヌス ユピテルとアンティオペ) ルーヴル美術館
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio)
ティツィアーノ パルドのヴィーナス の模写
アンリ・ジャン・テオドール・ファンタン=ラトゥール(Henri Jean Théodore Fantin- Latour)