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ルイ14世時代に活躍したコルベール。フランスではコルベルティズム(コルベル主義)といわれるほど、ジャン=バティスト・コルベールは20年以上にもわたり権力を手にする。

中央集権化の牙「絶対主義」の特徴である重商主義。お金を稼ぐための海外政策。コルベールの重商主義政策は海外発展で大成功を収める。

「富とは金であり、国力の増大とはそれらの蓄積である」

重金主義のコルベールは、なんと君主を讃美するための芸術政策を打ち出した。

Manufacture des Gobelins


壁掛け連作「王の歴史」より「ローマ教皇使節の謁見」
図案:シャルル・ル・ブラン(Charles le Brun)

フォンテーヌブロー宮殿の寝室でルイ14世は肘掛け椅子に坐り、枢機卿が伯父の教皇アレクサンドル7世の謝罪文を読みあげるのを聞いている。ふたりとも寝室内の私的領域として設えられた手摺内に位置し、この謁見の証人達は手摺外の公的な場所にいる。

王弟殿下は手摺の手前右側に、馬寮長官アルクール公爵は外国の公子としてこのタピスリーでは帽子を被った姿で表わされている。枢機卿のお付きの聖職者たちと宮廷の貴族たちがこの謁見に立ち会っている。

この中に表わされている調度品は掛かっている絵画を除いてほとんどのものが王家の財産目録の記述と合致しており、王室コレクションの重要な調度品をかなり忠実な描写で伝えてくれる。その中には大型キャビネット、フランス式寝台、アルコーヴの壁掛け、手摺、大きな円卓、銀製調度の大型燭台板2点などが含まれる。

(引用:ルーブル美術館)



ゴブラン製作所を訪問するルイ14世


ルイ14世は、コルベールによる重商主義と国内産業育成策などを理由に、王立ゴブラン製作所を設立した。1662年にマンシーにあった工場から機材などを運び、翌年にシャルル・ル・ブランが監督として任命された。

ここが、1667 年には王立家具製作所の設立王令として発布され、画家や織匠、彫刻家、金銀細工師、家具職人が集められるわけで、職人養成も兼ねていたらしい。

またフィレンツェにモザイクで対抗するかのように、モザイク工房もゴブラン製作所内に設立している。

シャルル・ル・ブランは1661年には、王立絵画・彫刻アカデミーの保護副会長に選任されていた。コルベールは、ギルドに属さない宮廷美術家たちの擁護とギルド解体の伏線をはったか。

この時代はルイ14世の寓意画も多く神話のモチーフで描いている。また神格化された寓意画は、ルイ14世の威光を示し、なおかつコルベールの芸術政策による王権神授説なのかもしれないね。

Colbert Presenting the Members of the Royal Academy of Sciences to Louis XIV

ルイ14世にフランス王立科学アカデミーのメンバーを披露するコルベール
アンリ・テストラン Henri Testelin


なぜか最後の画像が消えたまま記事が公開されていた・・・。

さて、アカデミーの正会員になるには何が認められないといけないのか。
「王太子殿下のご結婚を寓意的に表現せよ」
こういった課題がだされるわけだ。

課題をだしたアカデミー側を絶賛させる寓意とは何か。

結婚の寓意は、キューピッドや楽器、月や太陽なんかで結びつきや祝福が描かれる。寓意画だから擬人像で描かれるわけだよね。神話の女神だったり神だったりさ。

それが繁栄と平和、名声と高貴さ、そして主役の二人とその国が誇るものを象徴しなければならない。

さらに現在の国王までも。

Francesco Solimena An Allegory of Louis XIV 1700

ルイ14世の寓意画 1700年
フランチェスコ・ソリメーナ(Francesco Solimena)


イタリアの画家フランチェスコ・ソリメーナが描いたルイ14世。知恵の神ミネルヴァが左で横臥するライオンの頭を抑え上にすわる。

そして彼女が指し示しているのはメダリオン。

中央と右がよくわかんないさ。老人とよんでもよさそうな男の背中の上にひろげられた書物。天使の羽をもつ女神が何かを書き込もうとしている。

1700年の頃の作品だというから、スペイン継承の意味か継承戦争の暗示か。
ルイ14世 スペイン継承戦争 フェリペ5世への箴言
この頃のミネルヴァってわかりやすい描きかただよね。僕みたいにあんまり詳しくなくともさ。

このナポリで活躍したフランチェスコ・ソメリーナは、フランスに旅をしたわけだ。政治的か芸術的かの目的かは知らないが。

絵画やタペストリーをはじめ、彫刻や建築などの芸術の育成は、「世界史的な位置を確定するもの」の育成もであり、その優れた技術は国の栄えも象徴できるわけだ。


ルイ14世 唯一の信仰 唯一の法 唯一の王


ルイ太陽王(ルイ14世) 王権神授説の宮廷絵巻


ルイ14世 芸術への愉楽


ルイ14世 コルベールの重商主義 芸術政策


スペイン継承戦争 フェリペ5世への箴言
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