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ルーベンス所蔵美術館第2弾はメトロポリタン美術館から、7点ほどトピック。

僕のルーベンスの美術館所蔵別シリーズ
ルーベンス アルテ・ピナコテーク
ルーベンス ウィーン美術史美術館
ルーベンス プラド美術館から1点
ルーヴル美術館マリー・ド・メディシスの生涯

ほかの人の美術館別記事
ルーベンス アントワープ王立美術館
ルーベンス リヒテンシュタイン美術館
ルーベンス アントワープ・ノートルダム大聖堂
ルーベンス ロンドン・ナショナル・ギャラリー

Rubens, His Wife Helena Fourment (1614?1673), and Their Son Peter Paul (born 1637)-1

ルベンスと妻エレーヌ・フールマンに息子ピーター・ルーベンス 1630年代

Portrait of a Woman, Probably Susanna Lunden (née Fourment

シュザンヌ・ランデン (シュザンヌ・フールマン)


彼女はエレーヌの姉で、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵の「麦藁帽子」の女性。ずいぶんとイメージが違う。この人ははやくに亡くなっているはずだ。

ルーベンスの最初の妻が亡くなってエレーヌと結婚。最初の妻イサベラとルーベンスの肖像画はアルテ・ピナコテークの記事から。エレーヌの「毛皮さん」はウィーン美術史美術館の記事から見て。

Wolf and Fox Hunt 1615 Rubens and Jan Brueghel the Elde

ブリューゲル&ルーベンス アケローオスの饗宴 1615 オウィディウスの変身物語から


ブリューゲルとのコラボは、ブリューゲルにあわせた描き方で、ルーベンスは控えめに、そしてブリューゲルらしく描いている気がする。ブリューゲルとのコラボは三美神もある。記事「ルーベンス ディアナ」は、ブリューゲルとのコラボやそのほかのコラボの記事も文中でリンクしている。

The Triumph of Henry IV

アンリ4世の勝利 オイルスケッチ 1627-31


マリー・ド・メディシスの生涯があるなら、夫アンリ4世の生涯も描く準備はしていたよう。リュクサンブール宮殿の東翼ギャラリーに装飾するため、マリー・ド・メディシスの生涯とアンリ4世の連作をルーベンスに依頼していた。連作の中央はウフィッツイ美術館にある「アンリ4世の凱旋」(オイルスケッチ)を予定していたらしい。エルミタージュには「アンリ4世の誕生」、「アンリ4世とマリー・ド・メディシスの結婚」のオイル・スケッチが所蔵されている。

Wolf and Fox Hunt, ca. 1615?21, Peter Paul Rubens and Workshop

狼と狐狩り 1615-21 ルーベンス&工房の生産作品(Rubens, van Dyck ? )


ルーベンスはデザイナーのように作品をスケッチし仕上げることもあるが、そのスケッチの原画とおりにルーベンスの工房で、同じ作品を何枚か制作している。なんか、立ち上がっているのは狼だろうか。大猫のように見えた。→追記:メトロポリタン美術館のこの作品はルーベンスとヴァン・ダイク(Rubens, van Dyck )らしい?

ヴァン・ダイクは1621年頃から1627年頃までルーベンスの弟子だった。

The Holy Family with Saints Francis and Anne and the Infant Saint John the Baptist

聖家族と聖フランシス、アン、幼子ヨハネ 1630年前半


このヴァージョン(バリアント)も何枚かある。ウィンザー城の他にもあるということだ。ウィンザー城の「聖家族と聖フランシス、アン、幼子ヨハネ(聖家族とアシジの聖フランチェスコ)」は1628年の作品で、ルーベンス自身の作品だと思われていた。

このメトロポリタンの聖家族と諸聖人は、いくつか大幅に修正されたものらしい。そしてこの作品も助手の手が加わっている。

Venus and Adonis Peter Paul Rubens

ルーベンス 「ヴィーナスとアドニス」


ご存知のヴィーナスとアドニス。ルーベンスは1601年にヴェネツィアでヴェロネーゼやティツィアーノを観ている。ティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」はフェリペ二世が所有していたもので、1603年にマントヴァ公からフェリペ三世のところへ遣わされているし、その後はティツィアーノの模写も依頼を受けている。

この作品はプラド美術館所蔵の。ティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」とは反対に後ろの向きで描かれたように見える。



Venus and Adonis-Titian The Metropolitan Museum of Art

ティツィアーノ 「ヴィーナスとアドニス」 メトロポリタン美術館


ティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」は現存する二つのバージョンがあった。ひとつはメトロポリタン美術館に所蔵されている。助手の手もはいっている作品。ルーベンスが、実際に観たティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」はプラド美術館所蔵のものらしい。

Vecellio di Gregorio Tiziano Venus and Adonis 1554 Museo Nacional del Prado

ティツィアーノ 「ヴィーナスとアドニス」 プラド美術館所蔵


さてちょっとだけ脱線させてほしい。ティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」はもうひとつバージョンがあるのか?1570年のファルネーゼ家(Farnese family lost)のティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」は消失。これは模写なのか、ポスターでは次のような作品がプラド美術館所蔵のティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」として紹介されている。

Venus and Adonis, 1554 Tiziano?


ところで、ルーベンスが実際に模写したティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」(Rubens copied Venus and Adonis)はどこにあるの?

Venus en Adonis door Theodor van Thulden

テオドール・ヴァン・テュルデン「ヴィーナスとアドニス」


テオドール・ヴァン・テュルデンは一説によると、ルーベンスの模写したティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」の模写だっていうのもあるけど。



Venus poogt Adonis van de jacht te weerhouden Atelier van Peter Paul Rubens ca. 1611-1615  Mauritshuis

ルーベンス 「ヴィーナスとアドニス」 1611-15 マウリッツハイス美術館


Peter Paul Rubens. Venus and Adonis, c. 1610 museum kunst palast, Dauerleihgabe der Kunstakademie

ルーベンス 「ヴィーナスとアドニス」  1610 デュッセルドルフ・クンスト パラスト美術館


Venus and Adonis 1614 Hermitage Museum

ルーベンス 「ヴィーナスとアドニス」 1614 エルミタージュ美術館


この3枚のバージョンがある「ヴィーナスとアドニス」は、ルーベンスの助手、工房作品と加えたほうがいいかもしれないなんていう説がある。きっと誰かの手が加わっているのさ、って言う意味だと思うのだが。どうなんだろう。

ルーベンスは作品を売るときに、ルーベンス自身のもの、助手の手が加わっているもの、他の画家の手が加わっているもの、ルーベンスの工房の生産作品のものと、値段も変えていたという。
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本日はルーベンスのディアナを最後に特集しています。今回のルーベンスは楓は出遅れちゃったよぅ!最初はこれまでの記事で使用したルーベンスの作品画像です。ルーベンスはいろいろな画家とコラボをして描いていますが、なかでもヤン・ブリューゲル(父)との共同制作は
| Life Style Concierge | 2011/03/01 10:27 PM |
前記事「アントワープ王立美術館 ルーベンス」で、こう書いた。 結構コミュニケーション能力に長けているし、人のマネジメントもうまい。上手に自分の作品とコラボしたり、他の画家に描かせたり、助手に模写させたり、ルーベンスが週に数枚を仕上げていく工程をきっち
| RE+nessance | 2011/03/01 10:58 PM |
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