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ANDY WARHOLアンディ・ウォーホルの「Flowers'」が琳派的とされていた。

あの「Flowers'」という作品は雑誌に掲載されていた素人の投稿写真をそのまま拡大して版にしたものなのだが・・・。

つまり琳派の色調を指したかったのか、琳派の図案としての記号を指したかったのか、僕にはさっぱりわからない。だって「Flowers'」は、ほかの色の組み合わせもありで、図案として示すのも素人の写真なんだから・・・。不思議に思うのは僕だけなのか?

だったら、1966年の「Cow Wallpaper」なんかを長沢芦雪と関連づけてもいいかい?(笑)

さて、悪評とも言うべき根拠不明な巷説や異常な行動を伝える逸話のほかに、長沢芦雪には、おもしろい逸話もある。大辺路を歩いた芦雪は、串本の仏坂の茶店で牛の小品をさらさらとかいた。茶店の店主は高名な絵師とは知らずに、茶代のかわりと思い、受け取らなかったという。この串本に滞在中に襖絵や屏風絵など270点もの作品を描いた。

18世紀京都画壇の革新者の一人でもある芦雪は、こういった襖絵に、ちょっとした仕掛けを施す。開け閉めの視覚のトリックである。

無量寺の「虎図」は、こうした仕掛けのほかに、虎ではなく「猫」という伝えもある。大小の極端な対比を好むところをみると、小なるものを大にして描くことも、芦雪にとって愉快だったのかもしれない。芦雪は、大衆(マス)が、同じものを見て、同じ感情的な反応を呼び起こす事実を知っていたのだな。

そしてアンディ・ウォーホルもだ。重ねた空き缶、破れたラベルの缶を描写したり、誰でも一瞬のうちにわかるイメージをデザインする。彼は、繰り返し流れるコマーシャルのように、同じ図柄を何度も繰り返す。色面のずれ、強烈な色調を少しづつ変化させながら。つまり、構図や技能だけではなく、人の心理を想像することで、マス・メディアの寵児となったのではないだろうか。

黒い雄牛の下には小さく白い犬が描かれている。たしかエツコ&ジョー・プライスコレクションのひとつ。芦雪は、丸山応挙の高弟だ。黒白、大小の極端な対比や、写実を無視した構図など、現代の広告デザインの元祖のようだ。

この芦雪は、応挙に三度も破門され、生涯を閉じたのも毒殺だ自殺だとも言われ、普通の生き方、死に方ではなかったらしい。1968年にアンディ・ウォーホルは、バレリー・ソラナスという女性に拳銃で狙撃されるが、一命を取り留める。1987年2月21日に手術後の容態が急変し死去。生涯独身だった。
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