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Redon,Odilon 「Paul Gauguin 」(1903) Musee dOrsay「ポール・ゴーギャン」1903〜05年
オディロン・ルドン
オルセー美術館所蔵

モーリス・ドニの「セザンヌ礼賛」で、オディロン・ルドンはヒーローだ。「オディロン・ルドン」(「セザンヌ礼讃」のための習作 1923年)というドニのエチュードがある。故に、「セザンヌ礼賛」は、ルドン礼讃とした作品なのか。そのルドンが、1903〜05年にかけて、画壇の一人を描いているのは、やはりセザンヌではなく、ゴーギャンである。同年には、陶芸家としてのゴーギャンを賛美した一文も残している。

ゴーギャンが亡くなった1903年のことだ。

ルドンが障壁画「昼」と「夜」を1910〜11年にかけて制作しているが、この「夜」に、「ポール・ゴーギャン」1903〜05年にそっくりなモチーフを見ることができる。
RE+nessance 「オディロン・ルドン」記事本文中 コメント情報より
壁画に描かれた横顔はファイエとルドンの家族、同時期修道院に滞在したヴィニェスとセヴラックで、ゴーギャンと思われた横顔はセヴラック

残念、「昼」と「夜」は、ゴーギャンではなさそうだ。
ちなみに「昼」と「夜」は、こちら KAFKA から。

この二人が出会ったのは、アルベール・オーリエに、ゴーギャンが象徴主義者と評された「第八回印象派展」でのことだ。1886年のこと。この年が最後の印象派展。

オディロン・ルドン シャルル・ド・フランス誌 (1903年)にて
「(ゴーギャンは)ひとつひとつの花が一つの種の典型となっているような原基と比べ、そこにあらゆる流派から自由な、洗練された野人、おのれの幾多の潜在的可能性にきわめて意識的な、意欲ある探求者を見た。善悪の彼方に、そしておおいなる神秘の心臓部にあって、必然かつ宿命の坩堝から出現した、超然として、汚れなき彼の美しき作品たちを目にしようではないか。」

この述べたとおりに、ルドンはゴーギャンの肖像画を描いたと思う僕なのだ。

REDON  FRAUENPROFIL Heydt-Museum女性の横顔
制作年 不詳
フォン・デア・ハイト美術館

タイトルはたぶんプロフィールをさしていると思う。同タイトルや、この構図同様の窓枠にみえるごとく鏡に映るごとくの横顔の女性を、ルドンは何枚か描いている。目や口が曖昧に描かれているこの1枚は、輪郭とか外形を意味するタイトルどおりなのかもしれない。

ルドンを好きなわけではない僕だが、一押しの作品。

また、カメオのモチーフのようだとも思う。


もともと男の愛玩する装飾美術品のカメオは、守護として持ち歩いたとも聞く。

男が愛玩する優しげな横顔は、「女性の象徴」ともいえる、ルドンのプロフィール(横顔)ではないだろうか。

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arekao! Maki's Style blog ルドン 「ヴィーナスの誕生」
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The Gothic Window Indianapolis Museum of Art, Indiana追記 ルドンのフォン・デア・ハイト美術館の「女性の横顔」に似ているな・・・と思って、所蔵先のインディアナポリス美術館で調べてみたら、黄金色だった。

でもこの画像と同じものが小さくあった。

作品名は「ゴシック窓」で、クリックすると美術館の公開画像になる。

| アート | 21:58 | trackbacks(8)
| - | 21:58 | -
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タイトル直訳です。 オディロン・ルドン デッサン画 ドンブロフスキの横顔 1908-09年 ドンブロフスキというとポーランドの国歌にありますね。 フランスのナポレオンと共に、オーストリアと闘った英雄。その将軍を描いたのでしょうか。 ドムシー館の装飾 15枚
| Life Style Concierge | 2007/03/06 10:27 PM |
「女性の象徴」とも思わせる「(女性の)横顔」というルドンの作品を、a-leiがアップ。いやいや、君のもつ理想の「女性の象徴」だろ? 僕もルドンには、あまり関心が沸かないが、関心が薄いからこそ、何か気になる作品はないかと躍起になる。 僕の「女性の象徴」
| RE+nessance | 2007/03/06 10:33 PM |
蝶 1910頃 デコレーション ドムシー館 4パネル オルセー美術 蝶 1910
| KAFKA | 2007/03/06 10:33 PM |
今日は、楓の blog Life Style Concierge へのオマージュです。(笑)ギュスターブ・モローのガラテアの画像を拝借しています。(中段 3枚) MAKI が、ルドン 「ヴィーナスの誕生」という記事をアップした。楓の記事からギュスターヴ・モロー 「アフロディテ」1870
| 何の印象もないBlog | 2007/03/06 10:59 PM |
ルドンといえば、強烈な色彩か、変わった妖怪のような版画を思い浮かべてしまいますが
| BLUE MOON | 2007/03/06 11:24 PM |
オディロン・ルドン オルフェウス 1903〜1910年クリーブランド美術館オディ
| Stylish-Club | 2007/03/06 11:31 PM |
Odilon Redon (French, 1840-1916) オディロン・ルドン 象徴主義 「The Birth of Venus」 La naissance de Venus(c. 1912) ヴィーナスの誕生 MOMA美術館 印象派の画家たちと、同じ世代のルドンは、フランスで活躍したんだけどね。なかなか認められないっ
| arekao! Maki's Style blog | 2007/03/07 12:18 AM |
今日は、楓の blog Life Style Concierge へのオマージュです。(笑)ギュスターブ・モローのガラテアの画像を拝借しています。(中段 3枚) MAKI が、ルドン 「ヴィーナスの誕生」という記事をアップした。楓の記事からギュスターヴ・モロー 「アフロディテ」187
| 何の印象もないBlog | 2010/02/08 7:08 PM |
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